題名 クジラの突撃
■解説■
クジラというものは、普段は雲の上を飛行しています。しかし、年に何回かは海へと行こうかなと思います。雲は怖いときがあります。でも、おそれずに飛び込んだ先には、海が待っているのですよ。
題名 パンプキンタワー
■解説■
大きなかぼちゃが、笑っています。そのかぼちゃの上には、塔があるようです。みんな、パンプキンタワーとして、親しんでいるようですよ。きっと、みんなを喜ばそうと、かぼちゃは笑っているのでしょう。和みましょう。
題名 窓のバランス
■解説■
バランス感覚とは、なんでしょうか。たくさんの窓たちが、ひしめきあっている世界です。その窓たちのバランスを、うまい具合にさせることができれば、何かを突き抜けた快感がやってきそうです。
題名 宇宙通信の糸
■解説■
宇宙は、広大だな。星と星の間。遠いようで、近いような。そんな星たちの宇宙通信のための糸電話があります。糸電話は、たまに糸が小難しくなることもあります。でも、必ず、通じると信じたいです。
題名 カッパの島流れ
■解説■
川がありました。大きな川なのかな。流れ島がやってきましたよ。おや、その島は、カッパのようです。カッパの島流れですね。川を、流れるカッパ。いずれ、海へと出て行くのでしょうか。
題名 蒼い鳥の雫
■解説■
蒼い鳥がいました。鳥の蒼。その蒼さは、全身をブルッと駆け抜けていきます。そして、雫となって落ちていきます。落ちた雫は、いずれ、新たな蒼い鳥になるのかな。ゆっくり、待とうね。
題名 夜間の旅立ち
■解説■
旅立ちは、いつですか・思い立ったら、旅立ちますか。それが、夜間でも、見守ってくれるひとたちはいます。月や星や夜の生き物たちです。旅立ちに、見守り人はつねにいるのかもしれませんね。
題名 浮き足場
■解説■
そこは、とてもでこぼこの多いところのようです。でこぼこしていると、どうしても足場というものがほしい時があります。浮き足場は、そんな人たちのために、今日もぼんやりと浮いていることでしょう。
題名 町網
■解説■
さあ、投げ網の時間です。さぐっと大きく投げてみましょう。投げる先は、町です。町のための巨大な町網なのです。網は、いくつもの町のいろいろを絡め取っていきます。そうすることで、町は血流をよくしていくのかもしれません。
題名 チリチリ
■解説■
少し、風が出てきましたか。チリチリしてみましょうか。光を、ちぎって小さくします。それを、手のひらにのせてます。あとは、風たちがチリチリと運んでくれるのです。チリチリと世界に、チリチリたちは散らばっていくのかな。
題名 家から流れる木
■解説■
おや、家から、何かが流れてきます。それは、道を越えて落ちていきそうです。ですが、落ちませんでした。木です。木へと変化していったのです。きっと、その流れは木の流れだったということですかね。
題名 パイプライン
■解説■
いくつもの流れ。それらは、パイプラインのようです。パイプラインは、あっちからこっちへとあちらこちらへと流れています。たまに、パイプラインはウトウトと出てきたりもするようですよ。
題名 古代電球
■解説■
古い電球です。それは、古の頃からあったのかもしれませんね。もう、電球という名の機能は失っています。しかし、今を生きる人たちにとっては、その電球は何か惹かれるものがあるのでしょう。みんな、集まってきましたよ。
題名 星の水浴び
■解説■
カッカッしてしまうことがあります。そんな時、水浴びがいいでしょうか。星たちも、何百年、何千年に一回ぐらい、カッカッする時があるそうです。そんな時は、星の海へザーブンと入ってみましょう。気持ちよさそうですね。
題名 とんがりもぐら
■解説■
さあ、地の底の世界へと行ってみませんか。ご案内するのは、とんがりもぐらさんです。彼は、心優しいトンネル掘り屋ですよ。そのとんがったはなで、ホイホイッとトンネルが掘られていきます。さあ、どこまで行けるかな。
題名 二本線の進み具合
■解説■
うとうとしています。ウトウトするたびに、二本の線が進んでいきます。きっと、この線は、その人の睡眠バロメーターなのでしょう。熟睡した先には、スッキリとした日が待っているのかな。それにしても、ウトウトです。
題名 トイレットペーパーロード
■解説■
さあ、走ろう。その道は、とても柔らかい紙の道。トイレットペーパーロードです。トイレットペーパーだって、たまには道になりたいのです。道になれば、歩く人も走る人も現れます。さあ、もっと早く、もっとなめらかに走ってみましょうか。
題名 秋の香り
■解説■
とことことのそのそと進んでいました。すると、一枚の葉っぱと出会いました。葉っぱは、無言で通り過ぎていこうとします。しかし、彼は、分かりました。秋の香りがしました。秋が接近しているのかもしれません。
題名 白い犬との出会い
■解説■
その人の目の前に、白一色が広がりました。おやおや、白いカーテンでも広がっているのかなと思いましたら、どうやら白い犬のようです。でかいですね。こんなに大きいなんて。普段は気付かないことも、意外と大きかったりするのかもしれません。